三宮神社・式内 大野神社
概 要
社号 三宮神社
以下、大野神社
式内社 丹後国竹野郡 大野神社 祈祷所
読み:古 オオノ・現 おおの
江戸時代は「愛宕神社」と称していた
所在地 京都府京丹後市丹後町中浜字愛宕ノ下427
旧地名 丹後国竹野郡
御祭神 大荒田別命(おおあらたわけ のみこと)
例祭日 10月10日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
丹後国(タンゴ):65座(大7座・小58座)
竹野郡(タカノ):14座(大1座・小13座)
式内社
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳
本殿様式
境内摂社(祭神)
摂社 加具土神(かぐつちのかみ)
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
素盞鳴神(すさのおのかみ)
白山大神(はくさんおおかみ)
一口メモ
日本海の丹後半島に沿って国道178号を東方へ。近畿地方の最北端経ヶ岬に近い中浜。幾度も集落を探しまわるが分からないので、鄙びた漁村らしく古い酒屋さんの看板や門構えがまだ残っている。井戸端話をされている奥さんに中浜字愛宕ノ下となっているのはどの辺りですかと尋ねたら、大野神社は知らないけど村の神社なら暇だから案内してあげると一緒に案内して下さった。長老の人に聞いたらわかるかもといわれたが、たいそうになるのでお断りした。あとで調べると当社は中浜集落の氏神さんの三宮神社で、元宮の愛宕社(大野神社)は、山の上で常に参詣することは出来ないので、ここが氏神社となっているようである。あながち外れでもなかったが、丹後半島最北端の式内社が残ってしまった。また宿題が。。。
歴史・由緒等
「神詣」さんのHPによれば、愛宕神社となっているのが大野神社ということです。参道は写真のようにジャングルだ。鳥居が無ければ参道とすら思わないだろう。 その道を登るのは勇気がいるが、雑草を踏み分け参道を登る。上に行くほど雑草がまばらになる。 境内には、覆屋に覆われたお社が鎮座している。写真はそちらをどうぞ。
境内・社叢
中浜区の氏神 三宮神社
荒田別 (あらたわけ)
「日本書紀」にみえる武人。
神功(じんぐう)皇后摂政49年鹿我別(かがわけ)とともに将軍となり、新羅(しらぎ)(朝鮮)を攻め、翌年帰国した。応神天皇15年には百済(くだら)(朝鮮)に博識の士をもとめ、王仁(わに)を日本につれてきたという。上毛野(かみつけの)氏、止美(とみ)氏らの祖。大荒田別命ともいう。
30分程山を登った通称愛宕さんに祀られている。
論社
大野神社 京都府京丹後市大宮町口大野字城山434
ウケモチ(宇気持神)=保食神
宇気持神を主祭神とし、大荒田別神を祀る。
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