住吉神社(下久米)
概 要
社 号 住吉神社
読み:すみよし
通称名 深山鎮座 住吉神社
延喜式神名帳 式内社 播磨国賀茂郡 住吉神社
所在地 兵庫県加東市下久米67
旧地名 播磨国賀茂郡
御祭神
主祭神 上筒男之命(うわつつのお のみこと)
配祀神 中筒男之命 底筒男之命 気長足姫之命(=神功皇后)
例祭日 10月体育の日と前日(宵宮)
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』
山陽道 式内社140座 大16(うち預月次新嘗4)・小124
播磨国(ハリマ) 式内社50座(大7座・小43座)
賀茂郡(カモ) 8座(並小)
近代社格制度 旧村社
創建 白雉年間朝光寺(加東市畑609)開創と同時にその鎭守として創立
元宮は鹿野、その後現在の地に
本殿様式 流造檜皮葺
境内摂末社(祭神)
一口メモ
式内木梨神社から中国自動車道と並行して通る県道17号線を東へ約2km。この中国自動車道沿線は全国有数のゴルフ場銀座で神社のあるすぐ裏手もゴルフ場。
式内住吉神社論社のひとつ。石段の右手に自動車用参道があるのでそちらから徒歩でのぼった。
東播磨には住吉神社が大変多い。加東市14、小野市5、三木市4、西脇市5、加古川市4、明石市10、稲美町1、神戸市西区2、加西市4。(多少数え間違いがあるかも知れない)とくに加東市上鴨川の住吉神社が式内社住吉神社の元宮ではないかと思うが、白薙年間今の地に鎮座とあり、白薙年間は650年から654年なので、延喜式神名帳作成以前には当地にも住吉神社はすでにあったようである。
式内住吉神社論社だけでも三社比定されている。摂津住吉大社の神領となったためらしい。
式内住吉神社比定社
住吉神社 住吉神社(加東市上鴨川)
〃 住吉神社(加東市下久米)
〃 住吉神社(小野市垂井町)
歴史・由緒等
由 緒
白薙年間、住吉大神鎮座、郷土発展に伴い今の地に鎮座。この地の鎮守と仰がれ、神徳極まる。
正徳2年(1712)、本殿再建。
明治7年(1874)、村社に列せられる。
明治22年(1889)、拝殿新築。
大正9年、神饌幣帛料供進神社に指定せられる。續左丞抄住吉神領年紀によりますと、久米庄(当地方)が神功皇后(201~220)の御代、既に摂津住吉大社の神領地でした。
「播磨鏡」によれば、鹿野山朝光寺(開基法道仙人)の鎮守神として崇められ、朝光寺縁起に当神社が白雉2年(651)の創立と記されておりますが、甚だ疑わしく猶それ以前に勧請せられたものと思われます。
法道仙人が当地に行脚されたとき、初めて住吉大神に遇われたという伝説の地には、今も塩水が湧き出て池をなし「塩壺さん」と称し、崇められております。(当神社北方4km)
当神社は、摂津住吉大社の神領地の因縁上御分霊を奉斎したものであります。近隣には当神社の分社もあって、其の創建すこぶる古く、往古は広大な氏子地域を有しておったものと考えられます。
-「兵庫県神社庁」-
境内・社叢
鳥居 参道鳥居
随神門 手水舎
注連柱・拝殿
かわいい表情の狛犬
拝殿扁額 本殿・拝(側面から)
境内社
境内社
地名・地誌
地 図
交通アクセス・周辺情報
公共
◆神姫バス(三田-社)線で「下久米バス停」下車徒歩1分
◆中国ハイウェイバス「社」で下車、県道17号(西脇-三田)線を東へ2km、徒歩25分(前掲バス路線)
車
中国自動車道「ひょうご東条IC」より県道17号(西脇-三田)線を西へ10分、進行方向右側に石の大鳥居があります。この大鳥居を通って車道を上がると拝殿下に駐車場があります。
参 考
「兵庫県神社庁」、「延喜式神社の調査」さん、他
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