式内 伊蘇乃佐只神社
概 要
社号 式内社 因幡国八上郡 伊蘇乃佐只神社二座
読み:古 イソノノサシ、現 いそのさき
所在地 鳥取県八頭郡八頭町安井宿字宮ノ後297
旧地名 因幡国八上郡
御祭神 神直毘神(カミナオビ) 大直毘神(オオナオビ)
配祀 保食神
例祭日 4月14日近い日曜日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座 大37座(就中一座月次新嘗。) 小523座
因幡国(イナバ):50座(大1座・小49座)
八上郡(ヤカミ):19座(並小)
式内社
近代社格制度 旧郷社
創建 不詳
本殿様式 流造
境内摂社(祭神)
一口メモ
国道23号線を若桜に向かって安井宿という大きな集落にある。村の中だろうと思ってずいぶんしたが分からないので、集落の人に尋ねると国道の反対側の田んぼの中に森があるからすぐ分かると言われた。社殿は川の方向を向いていて参道はぐるっと回った方向にあった。鳥居から参道が延びているが、車は境内のすぐ横に広い駐車場がある。
簡素な神門を通るとコンクリート造りの立派な社殿がある。味気ないとか意見はあるだろうが、神殿を宮大工さんによる木造で新築すると大変な金額になるだろうし、問題は村のお宮さんを建て替えようという地区の気持ちだと思う。これだけの新築工事でも莫大な額だ。こういう形もあってもよい。
歴史・由緒等
ナホは禍を直すという意味である。ビは神霊を意味するクシビのビとも、「直ぶ」の名詞形「直び」であるともいう。大直毘神と神直毘神はペアになり穢れを払い、禍(まが)を直す神とされる。直日神とも書く。
『古事記』では八十禍津日神・大禍津日神が成った後に神直毘神(かみなほびのかみ)、大直毘神(おほなほびのかみ)と伊豆能売の三柱が成ったとしている。『日本書紀』第五段第六の一書では八十枉津日神が成った後に神直日神(かみなほひのかみ)大直日神(おほなほひのかみ)の二柱の神が成ったとしている。同段第十の一書では少し異なっており、イザナギが禊の際に大直日神を生み、その後に大綾津日神(大禍津日神と同一神格)を生んだとしている。
境内・社叢
鳥居 参道入口門
社号標
狛犬
社殿(コンクリート製)
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