黒野神社(式内社 志都美神社ニ座)

投稿者: kojiyama 投稿日:

概 要

社 号 黒野神社

(式内社志都美神社2座を黒野神社に合祀)
読み:古 シツミ 現 くろの

通称名 伊津岐宮
所在地 美方郡香美町村岡区村岡字宮ノ脇723
旧地名 但馬国七美郡七美郷萩山丘

御祭神 祭神:黒野坐大神 配 志都美上大神、志都美下大神

「兵庫県神社庁」主祭神 天御中主命(アメノミナカヌシノミコト)
配祀神 天津彦々瓊々杵尊(アマツヒコホノニニギノミコト)・志津美下大神(シツミシモノオオカミ)

『国司文書 但馬神社系譜伝』 志都美若彦命(シツミワカヒコノミコト)

例祭日 9月19日

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
但馬国(タヂマ・たじま):131座(大18座・小113座)
七美郡(しつみ):10座(並小)
式内社

近代社格制度 旧縣社
創建
本殿様式   桁行三間、梁間三間、入母屋造、千鳥破風付、軒唐破風付、銅板葺 明和二年(1765)(棟札)

皇大神社   桁行一間、梁間一間、入母屋造、銅板葺 (19世紀前期)

境内摂社(祭神)

参道脇に金刀比羅宮・本殿の右手には皇大神社
本殿左手 天満宮、西宮神社・愛宕神社・稲荷神社
山神社・御滝社などの遥拝所

一口メモ

国道482号線を日高町側からだと、建設当時は西日本一の長さ4kmの蘇武トンネルを越えて、谷を下り村岡総合支所までに村岡郵便局の手前に鳥居がある。

歴史・由緒等

由 緒

当神社は、村岡(旧称黒野村)の鎮守、氏神社であり、古伝によれば大同年間(800年代)創建と伝えられる延喜式内社で、始め現社地背後の宮山山頂に鎮座されていたが、永享8年(1436)に現在地に移転。七美郷の総氏神社で式内社の志都美上下両神社を合祀して社殿を再建、伊津岐三柱大明神と仰がれて崇敬をあつめる。

江戸時代になり村岡藩主山名氏が黒野村を村岡と改称したが、社名はそのままで、以後歴代藩主山名氏の祈願社として、四時社参、藩公ゆかりの品々の奉納の例が多い。

明治6年(1873)郷社となり、大正12年(1923)県社に列する。戦後、昭和26年(1951)宗教法人の認定を受け現在にいたる。

境内社に、山名氏創建の皇大神社、1月9・10日に恵比須祭で賑わう西宮神社、他に天満宮、金比羅宮を祭る。

所蔵文化財に非公開ながら、絹本着色釈迦十六善神、古面(貴徳面とも)、山名藩行列御道具等を所蔵している。

-「兵庫県神社庁」-

『国司文書 但馬神社系譜伝』
人皇二十代安康天皇の二年(455)夏六月、七美郡司・神坂中津彦命これ(志都美若彦命)を祀る。

境内・社叢


鳥居


神社案内板

  
参道石段                      手水舎

  
拝殿                        本殿

   
境内社 皇大神社                  天満宮


西宮神社

地名・地誌

村岡

『但馬国神社系譜伝』 黒野神社 七美郡岡村鎮座

『但馬郷名記抄』 黒野村

地 図

交通アクセス・周辺情報

参 考


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